授乳中の肌荒れ…原因を知って赤ちゃんにもやさしいケアを心がけよう 授乳中の肌荒れ…赤ちゃんにもやさしいケアを

出産後授乳を開始する時期を前後して、肌荒れ症状に悩まされる経験をされる方は多いです。授乳中の肌荒れに、市販薬で改善を期することに問題はないのか、リスクを含めて検討して参りましょう。

【目次】

授乳中、肌荒れに市販薬を使用すると、リスクがあるのか

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市販の肌荒れ治療の薬

出産してしばらくすると肌荒れが頻発すると言われています。

特に大人ニキビやシミなどに悩む方が多いようです。

女性には生理周期に伴いホルモンバランスの変化が見られ、それが肌に影響を与えることが知られています。

しかし出産後授乳中に遭遇する肌荒れは、妊娠前の肌トラブルとは性質が異なるもので、対策も異なってきます。

正しい対策をとるためにも、授乳中に生じる肌荒れのメカニズムを確認して置きましょう。

妊娠中は妊娠状態を維持するためのプロゲステロンと、母体の体調を維持し胎児の成長を促すためのエストロゲンのホルモン分泌量が共に増加しています。

特にエストロゲンは細胞にみずみずしさを与えるなど女性らしさを維持する役割を持っているので、妊娠中は一時的に肌荒れを起こしにくい状態になっています。

ところが出産を境に、エストロゲンなどの女性ホルモンが一挙に減少してしまいます。

そうなると堅牢だった肌のバリア機能が低下し、刺激や雑菌への抵抗力が弱まります。

さらに授乳中は夜間も頻繁に起きることを余儀なくされるので、睡眠不足にもなりがちです。

睡眠中は成長ホルモンが分泌され、そのおかげで細胞の活性を維持されていますが、睡眠不足のおかげでその恩恵も享受できません。

かてて加えて睡眠不足は血管を収縮させ、皮膚細胞への水分や栄養分供給を阻害させることにもなり、さらに肌荒れを悪化させるスパイラルに陥ることになるのです。

健康な肌ではターンオーバーが28日程度で一回りし、常にみずみずしく異物の刺激も寄せ付けない強靭さを兼ね備えているのです。

しかし出産後のホルモンバランスの急変の影響で、授乳中は肌荒れにも効果的な対策を行うことが必要になってきます。

そこで症状の改善のために気になるのが薬局やドラッグストアで販売されている肌荒れに効果を持つ市販薬の存在です。

しかし授乳中のことなので、市販薬の使用を検討する際には、常に赤ちゃんへ身体へのリスクを配慮することが必要不可欠になるのです。

授乳中、市販薬を使用することの是非

肌荒れの治療に使われる市販薬はビタミン製剤が中心になるようです。

ただしビタミンには水溶性のものと脂溶性のものに大別されます。

授乳中使用することにリスクがあるのか、代表的なビタミンを幾つか取り上げて、その特徴とあわせて見ていきましょう。

脂溶性のビタミンAは、粘膜の正常に保つだけでなく皮膚細胞などの全身の組織の健康維持にも大きく貢献しています。

ニキビなどによる炎症の改善や肌のターンオーバーを正常化し、高い抗酸化作用を有しているので疲労改善にも欠かせないビタミンです。

市販薬ではレチノールと言った名称で配合されています。

ただし脂溶性のビタミンAには過剰摂取すると副作用の問題があるので、服用量にはくれぐれも注意が必要です。

事前に薬剤師などの専門家に相談するのが妥当でしょう。

疲労回復などに欠かせないビタミンB群には幾つかの種類を含んでいます。

中でもビタミンB2は皮膚細胞の構成成分となる蛋白質の合成に関与し、皮脂の分泌も抑制するので各種の市販薬にも配合されていることの多いビタミンです。

ビタミンB群は水溶性のビタミンの為、多少過剰に摂取しても尿に排出されていきます。

しかし薬で服用すると過剰摂取による副作用のリスクがあるので、規定量は遵守してください。

コラーゲンの生成に関与するビタミンCは、美肌効果で有名です。

疲労回復や栄養素の吸収にも関与するビタミンなので授乳中も積極的に取り入れたいビタミンCです。

水溶性ビタミンの代表格であり、安全性も高いと評価できます。

なお、肌荒れの市販薬には、炎症を沈静化する薬理作用を有する成分が配合されている場合があります。

なかには授乳中の方は摂取できないものもあるので、使用の前には専門家に相談して安全性を確認しておきましょう。